華を着る。
ちょっと素敵な50代を目指して。
おしゃれに関する本

地曳いく子さんの本、脱若見えの呪い!素敵なおばさまのススメを読んだ感想

50代のファッションスタイリストといえば、私は真っ先にこの人が浮かびます。地曳いく子さん。
彼女の著書「脱『若見え』の呪い~素敵なおばさまのススメ」を読みました。

本の内容はタイトル通り。無理やり若見え、若作りをするのではなく、素敵なおばさまを一緒に目指しましょうといった内容です。

できるものなら私も、素敵なおばさまとなりたい。でもどうすればなれるの?また、自分も若見えを頑張り過ぎてないかしら?なんて思っていました。



というわけで、まさしくこの本のタイトルに誘われて、読んでみることにしたのです。

とくに、私の心に響いたところ、印象深かった箇所などを私の感想とあわせて、ピックアップしていきますね。

目指したい素敵なおばさまのお手本は誰?

目指したい素敵な女性として紹介されていたのが、フランス大統領夫人ブリジット・マクロン
恥ずかしながら私、ブリジットさんを知らなかったのでネットで調べてみました。
60代と思えない若さとスタイル、そしてずば抜けたセンス。ちょっとこれって・・すごーくハードル高そうです。。

 

自分では若見えしているつもりが、実際は老け見えとなっている原因

ここで問題なのは、知らないうちに世の中がアップデートしているということ。自分がいつの間にか時代から遅れていることに気づいていないんです。
P30

日本では、少しでも若く見える方が美しく望ましいとされている傾向が強い気がします。それで女性には若見えを頑張る女性が多いのですね。

ですが、その頑張り方が問題となる場合があります。というのは、自分の持っている情報が古い。しかもそのことに気づいていないと、若見えしているつもりが実は老け見えしてしまっている。それが残念なことになると指摘されているんですね。

まあ、例にもれず、私も身に覚えがあるので、ごもっともと、笑うしかありません。。

 

本当に好きだったら何を着てもいいんです。ノースリーブが好きなら着ればいいと思います。ただ肌を見せるからにはちょっと工夫しましょう。
P40

「素敵なおばさまのススメ」では、地曳いく子さんは自分に似合う服よりも好きなスタイルや色の服を優先させて着るべきとおっしゃっています。これには私も賛成。

たしか私が以前読んだ「50歳、おしゃれ元年」でも同じようなことを話されていましたね。

ただし、好きな服を着て肌出しする場合でも、マダムらしく、さりげなくショールやカーディガンの肩かけなど、時と場合によっては隠すといった配慮も忘れずに、ということですね。

 

昔の「若い」でいるより、いまの「おばさま」をやった方が若く見える。というより、かっこよく見えるんです。
P62

つまり、自分が若く最も美しかった髪型やメイクなどをそのまま引きずって変えようとしないことをやめ、潔くおばさま(おばさんではないのね)になる覚悟を決めるていくことかなと。

 

ぃまこそ、バブル・フォースを使うときです!
p75

これ、私たち50代はバブル期を経験してる世代であり、バブルの時はブランドもののバッグや洋服を買いあさった経験があるから、安いものの中でもいいものを見極める力があるということらしいのです。

ですが私の場合、ド田舎に住んでいるので、それ程バブルの恩恵を受けたわけでもなく、お金もなかったのでブランド品を買えてたわけでもありません。つまり、バブル・フォースを持ち合わせておらず、ここんとこは、さっと読み飛ばしてしまいました。あしからず。。

 

タイツは5000円出してでも買うべき?

「素敵なおばさまのススメ」の中で地曳いく子さんは、高価なタイツの購入をおすすめしていますよ。

タイツに5000円という高価なお値段のものがあるということさえ知らなかった私。

なぜタイツにそこまでお金を出すべきかというと、タイツは肌に密着する部分が大きいからこそ贅沢な素材のものを選ぶべき。5000円のタイツになると着心地が抜群に良いのだそうです。

どんな履き心地?想像もできないけど好奇心旺盛な私は、思わず買ってみたくなりましたよ。買ったら、記事で感想書きますね(笑)

 

かつての服の履歴を振り返ってみる

「素敵なおばさまのススメ」では、女の服は履歴書とあります。

子供時代からのファッションの履歴、つまり自分が好きだったブランド、もしくはどんなスタイルの洋服が好きだったかなど着ていた物を思い出し、書き出してみるのです。

その中で、忘れていたことがよみがえることもあり、これからの自分のスタイルに生かしていくというわけですね。

ファッションの迷い子になってる方は、一度やってみるといいかもしれません。

「素敵なおばさまのススメ」の中では、7人の女性のファッション履歴が例としてまとめてあります。

そのファッション履歴した対して地曳いく子さんのアドバイスがあるので、自分に似たようなタイプの方へのアドバイスを参考にすると良さそうですよ。
けっこう、辛口混じりですけどね。。

あるいは私のように、ファッション雑誌で好きなコーデの切り抜きを集めて壁に貼ったり、スクラップ帖に貼ったり。これも、自分の好きなものがわかる手がかりになるのでお勧めです。

 

カジュアルマダムを目指せ

たとえば、夏木マリさんは可愛くも見せてなし、若く見せてもいない。時代にもマッチしていてかっこいいとべた褒めです。

メイクにファッションスタイル、ヘアスタイルといったものは、時代に合ってるのが大切で、時代からずれてしまうと古く見えるので、若作りしてもダメなんです。

中村江里子さんや後藤久美子さんもいい感じで大人化していると、これもお手本として名前が出されていますが、ハードル高すぎ感が半端ない気がします。。まあ、あくまでもお手本ですからね。

若見えを諦め、おばさんとして開き直る。おばさんといっても、上品で小綺麗なおばさま、いわゆる「マダム」という選択肢をつかむ。

そして目指すのはカジュアルマダム。とあるのでどんなマダムのことだろうと思っていたら、日本には今までなかった新しいスタイルと、ありました。。

地曳いく子さんの本を読んだ感想

 

お気に入りの販売員を見つける

私がたまに行くデパートにもいらっしゃいます。50から60歳くらいの店員さん。

こういった同年代の店員さんが頼りになると書かれていますよ。

地曳いく子さんでさえも、販売員さんに彼女が選びそうにないものを勧められて、ついそちらを買ったことが何回もあるのだそうです。これには驚きました。。

そういった同年代の話していても楽しい、自分と好みも似てアドバイスも的確な販売員さんを見つけると良いわけです。これ、私も同じようなこと、プロフィールに書いてますよ。

 

スタイリストさんもプチプラをご愛用?

地曳いく子さんはZARがお好きなことは以前も本で読みました。

他にもユニクロやエンフォルドがおすすめと書かれていたのですが、エンフォルドを知らない私は、ネットで検索してみました。ですが、近くにはないようです。田舎って残念。

「素敵なおばさま」コーデにするには、オールプチプラにするのではなく、手持ちの服にひとつだけ投入したり、ブランドの小物と合わせたりしてバランスを取る。

というのはわかっているのですが、ユニクロやザラのお店で何を買っていいのかわからない私。。

バブルフォースを持っていないせいか、プチプラの中で良いものを見抜く力がありません。。

 

迷ったら買うな

迷ったら買わないことをお勧めされています。洋服だけではなくいろんなもの。これ、私も最近実行していることです。

以前は安いと迷ったら買っちゃえ!あとで後悔しないように買っちゃえ!と思っていたのですが、最近迷ったら買わないようにしてみると案外、買わなくてよかったと思うことに気づきました。

とはいっても、迷って買わずに帰り、それでも欲しかったら後日買いに行くこともありますけどね。そういった商品は、長いこと愛用しています。

あと、同じアイテムの2色買いもNGだとされていますよ。私はよく2色買いしてるのでドキッ。

 

なぜ、「老い」を恐れて「若見え」を目指す?

還暦を迎えてもまだまだ先が長い。60歳過ぎてもおばあちゃんになりたくない。そんな時代も、私たちを焦らせ、「若見え」にとらわれ、「老い」を恐れる原因の一つではないでしょうか?

これは素敵なおばさまのススメの「おわりに」にある言葉です。

めちゃくちゃ突き刺さります。共感しまくり。まさに今そんな心持ちです。

地曳いく子さんでさえも、朝、鏡を見るたびに老いを感じるとのことで、なんだか私は嬉しかったです。自分だけじゃないんだと。当たり前ですが。

何が私を焦らせてるかというと、昔と違って素直におばあちゃんに慣れない時代背景なのかなぁと。とにかく、50代60代でも若い女性が増えていますからね。のんびり老いることもままなりません。。

でもそれって裏を返せば、地曳いく子さんのおっしゃるように昔と違って流行りのファッション情報もネットで簡単に手に入るし、ファストファッションのブランドでトレンドものはお安く手に入ります。

つまり、昔よりもずいぶんと手軽に、おしゃれが楽しめるのですね。

あとはホント、山の下り坂であることを認め、諦め、私がいつも参考にしている植松晃士さんもおすすめな「清潔感のあるこぎれいなおばさま」を目指したいですね。

(諦めるとどうでもよくなって、完全手抜きのおばさんになってしまいそうなのも怖いんですけど)

 

「脱『若見え』の呪い~素敵なおばさまのススメ」を読み終えた感想

私は洋服でもなんでも、ナチュラルテイストが好きなのですが、地曳いく子さんはパンク好きなだけあってハード系。まったくテイスト違っています。

ですが自分と年齢が近いだけあって、「素敵なおばさまのススメ」は面白かったですよ。

というか、悩んで焦っているのは自分だけじゃないんだと、読後感がスッキリ。

当たり前ですが、テレビの中では同じ年齢なのに若くきれいな女優さんやタレントさんばかり。

日常での周りには60代、40代の女性はいるのですが、同世代の50代がいないんですね。そんなこともあって、悩みを気楽に話せる友人もいないので、ちょっぴり元気や勇気をもらいました。

私と同じように、年齢、老い、あるいは今からの自分のファッションに悩んでいる方は、「脱『若見え』の呪い~素敵なおばさまのススメ」を読んでみると、何か見えてくるかもしれませんよ。

今回は、私の印象に残ったところだけをピックアップしてご紹介させていただきました。

他にもいろいろと、洋服の色の合わせ方やメイク方法についてなど、「50歳、おしゃれ元年」や「服を買うなら、捨てなさい」よりもかなり少なめではありますが、書かれてあるので、参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

今日のマイコーデ

今日も暑かったです。。なので、トップスはリネンブラウス。

23区のセールスで、リネンワンピースと一緒に買ったもの。

23区のリネントップス

地曳いく子さんといえば、ファッション雑誌「エクラ」ですよね。なので、エクラの付録「ストラスブルゴ×エクラ」のBIGロゴトートです。

大きさといいロゴの感じといい、ホント、おしゃれですごく気に入ってます。

もしかして、こういったバッグが似合う女性をカジュアルマダムっていうのかな?さらに言えば、ファッション雑誌「エクラ」にあるような服が似合う女性なのかも!とひとり、雑誌を見ながら勝手にうなづいております(笑)
さて、あなたはどんな「素敵なおばさま」を目指すのでしょうね。

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